スペシャルタレント茶話会 報告

2019年3月17日 (日) に行われた茶話会のご報告です。
ご参加の皆様、ご来場頂きまして誠にありがとうございました。

今回は、寿堂菓子店さまにご協力いただき、和菓子づくり体験 (桜餅) をしました。その後、作った和菓子を頂きながら茶話会形式で、お話し合いを行いました。

桜餅づくりも茶話会も、予定より時間をオーバーしてしまいましたが、さまざまなお悩みを抱える方々が集まり、話し合うことで、少しでも気分転換と解決の糸口が見つかれば幸いです。今回のお話し合いのポイントをまとめました。


生きづらさを感じる人は、自分自身のトリセツをつくること

これまでもお話してきましたが、生きづらさを感じる人の中には、スペシャルタレントの特性を持っていることがあります。この特性をアドバンテージとして活かすか、障がいとなるかは、実は当事者本人の自覚と理解が重要な鍵となります。

自身のトリセツ (取扱説明書) をつくることで、ありのままの自分を受け入れ、楽になることもあります。また重要なのは、問題や悩みを抱える場合、その原因や対策を考える糸口にもなります。解決策を見出すためにも、まずは自分自身を知ることからです。このトリセツづくりのステップを飛ばしてしまえば、根本的な解決には至りません。

自分の得意な (できる) こと、苦手な (できない) ことを箇条書きにしていきましょう。わかりやすければイラストでもいいです。こうして書き出すことで、生きづらさを感じる原因を考えていくことができます。ストレスをできるだけ避け、生きがいを探していくことにつながります。


第三者の重要性

スペシャルタレントの特性が良くない方向に向かうと、どんなことが起こるでしょうか?ストレス処理が苦手なことがほとんどのため、身体やこころの病を発症してしまう (2次障がい) ことがあるかもしれません。こういった悩みや問題を抱えている場合には、医療サイドの意見やサポートとともに、その他の第三者の存在も重要です。①のトリセツづくりや、好きなことや得意なことを見つけるための取り組みを一緒に行ってくれる人がいることで、当事者のみならず、ご家族も前に進むことができます。(ERRCでも、家族カウンセリングとして、家庭内の状況を踏まえながら、当事者と家族を丸ごとサポートする支援を行っています)

また、この2次障がいが、良くない形で周りの人にも影響を与えてしまうことがあります。一部のこころの病の中には、スペシャルタレントの特性が根幹にあったとしても、さまざまな要因が複雑に絡まりあった難しいケースもあります。こういった場合には、専門家以外の人が関わると危険なこともあります。大きなトラブルや、深刻なカサンドラ症候群につながることも少なくありません。必ず早い段階で、第三者に相談することが望まれます。

どのようなケースにしても、必ず誰かには相談することが大事です。客観的な意見や実際の経験談など、思いがけずヒントが見つかることもあります。セミナーや家族会などを利用し、積極的になることが解決への近道となるのではないでしょうか。

(実例を挙げて、対策についても話し合いました。)


アニマルセラピー

前回もご紹介しましたが、アニマルセラピーにご興味を持たれた方が多かったので、今回も皆さんで話し合いました。

スペシャルタレントの人にとって、動物との関わりはプラスになることが多いです。孤独感を和らげてくれたり、絶対的な味方になってくれることで前向きになれるという精神的な効果だけでなく、散歩などの世話をすることで、身体的な効果も期待できます。また、動物を通して責任感や自主性を学ぶことで、社会参加が促進されます。

動物を飼うことが難しくても、乗馬などの趣味として動物と関わることもできます。また、ERRCでも推奨していますが、アニマルセラピーのCAPP活動にボランティアとして参加することもひとつの選択肢です。動物を飼っていなくても、アニマルセラピーの活動には参加できます。動物を飼いたいけど、どんな子を選べばいいのかお悩みの方、もしくはボランティア活動などにご興味のある方は、いつでもご相談ください。


★ 無料カウンセリング

ERRCでは、土日に無料カウンセリングを行っています。みなとバラの会でも、毎月第2水曜日に家族会の中で無料個別相談を受けています。

悩んでいることが少しでもありましたら、できるだけ早く誰かに相談することが重要です。お気軽にご相談ください。

お電話:080-3345-1370

Eメール:errcjapan@gmail.com

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