11/4 (日) に行われた、セミナー＆相談会のご報告です。
ご参加者の皆様、ご来場頂きまして誠に有難うございました。
今回のお話のポイントをまとめました。
① 生きづらさの根幹にある、”特性” とは？
最近、生きづらさという言葉をよく耳にします。学校や会社の人間関係で苦戦したり、勉強や仕事などでなんらかの困難を抱えていたりする中で、「生きるのが辛い」という苦しみを持つ人は少なくありません。こうしたさまざまなストレスがうまく処理されず、少しずつ溜め込んでしまうと、やがて身体やこころが蝕まれていくことがあります。
こうして発症した、起立性調節障がいや自律神経失調症、うつ、パニック障がい、統合失調症などは、ときに別の病を同時に併発してしまったり、再発などを繰り返してしまうことが多いものです。こうした状態は ”重ね着症候群” と呼ばれ、根本的な原因に気づかないことで発展しているケースが多く見られます。
この根本的な原因というのは、実は隠された特性である「スペシャルタレント気質」に関係していることが多く、特性を知り、自分自身を理解することで、身体やこころの病を克服することにつながります。
② スペシャルタレントとは？
これまでもお話してきましたが、このスペシャルタレント気質とは、真面目で柔軟性に乏しかったり、ちょっとしたことに強いこだわりを持ったり、ユニークな言動やストレートな物言いによって周りの人とトラブルになってしまったり、人間関係づくりに欠かせない能力に弱さが見られます。ときに ”発達障がい” と否定的に呼ばれてしまうこともありますが、私たちERRCでは、彼らの隠された才能や感性が発揮されることを願い、「スペシャルタレント」と呼んでいます。(詳しくは、セミナーでお配りした資料をご参考にして頂ければと思います。)
この気質は、実は多くの人が持っているものですが、気付いていない人もまた多いのです。知っていれば大きなメリットになるのですが、知らなければさまざまな場面で苦戦することもあるでしょう。少しでもこういった傾向があるならば、この特性のことを少しだけ気に留めて頂きたいのです。スペシャルタレント気質について知ることで、自分や周りの人のことを少しでも理解することにつながります。そして、できるだけ苦手なことを避け、ストレスを溜めないこと、そして前向きな考え方をもつことができるでしょう。
③ クロスエデュケーションという考え方
以前ブログ (教育におけるクロスエデュケーションという考え方) でもご紹介させて頂きましたが、これからの日本の教育には欠かせない考え方です。
クロスエデュケーションとは、体の片側だけトレーニングを行った際に、何もしていないはずの反対側にもトレーニング効果が見られるという現象のことです。脳卒中などで体の片側に麻痺などの運動障害が見られる場合、通常は麻痺のある側をトレーニングすることでリハビリを行うわけですが、これには精神的にも身体的にも相当な忍耐が必要です。しかしこのクロスエデュケーションを用いれば、麻痺のない健康な側を動かすことで、麻痺のある側にも改善が見られることがあるというのです。重度の麻痺や運動ができない状態にある患者さんにとっては、希望の持てるリハビリ方法のようです。
これは教育においても応用できる重要な考え方と言えます。多くの学校では、得意教科を伸ばすことよりも、苦手教科を克服することに焦点を置くことが多いものです。ある程度は必要でしょうが、あまりにも集中的に強制的に苦手教科を勉強させることは、逆効果になることもあります。また、苦手で嫌なことは、モチベーションもあがりにくく時間もかかります。効率も悪いのです。ですから、クロスエデュケーションにならって、得意教科を伸ばすことにもっと焦点を置くべきなのです。好きなことや得意なことで、やる気や意欲を引き出し、隠れた能力を発見することができるのです。さらには、こうして自信をつければ、自然と苦手教科にも取り組みやすくなります。「得意を発展させながら、苦手を克服する」このクロスエデュケーションの考え方は、あらゆる分野で応用できることでしょう。
④ ハワイ留学
これまでお話してきたように、スペシャルタレントの人にとって、日本の教育や風潮は息苦しく、生きづらさを抱えてしまうことが多いものです。本来の自分の能力を活かしきれていない、と感じる人も少なくありません。私たちERRCでは、そういったスペシャルタレントの人に強く留学を勧めています。留学によって、自己肯定感を高めたり、新しい世界観を知ったり、日本や自分自身を見つめ直すきっかけになるからです。今回は私Miaの経験から、ハワイ留学についてお話しました。
ハワイは日本人が大好きな有数の観光地でもあります。一年中温暖な気候で過ごしやすく、美しい自然と、誰でも受け入れてくれるようなおおらかでゆったりとした気風がみられます。さまざまな民族が集まり、多様性を重んじる文化から、スペシャルタレントの人にとって最も安心できる環境と言っても過言ではないでしょう。私にとっても、私という個性を認めてくれたことは大きかったと思います。個を大事にする文化では、人目を気にすることもなく、他人に無理やり合わせる必要もなく、本当の自分をさらけ出すことができます。それによって、自分自身を見つめ直すきっかけにもなります。さらに大事なことは、そうして自分を認めてくれたことで、他人を許容する余裕ができたことです。思いやりの気持ちをもつことは、ハワイではとても自然なことであり、"Aloha spirit" につながるのです。これこそが、ハワイの本当の魅力であり、10年間ひきこもりを続けていた人や、コミュニケーションで悩んでいた人、生きづらさによってこころの病を患っていた人など、多くの人を救ってきました。
また、海外が初めての方や英語に苦手意識を持つ方でも、比較的安心して留学ができます。治安も良く、日本人スタッフのいる語学学校や病院などもたくさんあります。日系人も多いため、日本食なども手に入りやすく、食事の心配もいりません。観光のイメージから、本当に英語が学べるのかと疑問を持たれる方もいらっしゃいますが、日本人のコミュニティーは中心地の一部分であり、適切な滞在先と学校を選ぶことで、しっかりと英語を学ぶことができます。ハワイの人々はとてもフレンドリーなので、つたない英語でも大抵大丈夫です。初心者には特にありがたい環境と言えます。
ハワイの雄大な自然と人々の温かさは、傷ついたり迷っているスペシャルタレントの人を癒し、そして成長させてくれます。ERRCでは、ハワイの現地スタッフと日本人カウンセラーがしっかりサポートします。ぜひ、お気軽にご相談ください (お見積もり無料)。
★ ERRCのカウンセリング
(土日限定で30分無料カウンセリングを行っています)
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